亡国の王子は敵将に抱かれる
著者: 藍沢天
発売日:2026年07月01日
祖国を滅ぼした男を殺すため、その腕の中へ――。
復讐から始まる恋が、世界の歴史を書き換える。
千年の歴史を誇った小国エルシア王国は、覇権国家ヴァルド帝国との戦争で、一夜にして滅びた。
王族は皆殺しにされ、王都は炎に包まれた。
生き残ったのは、王家最後の血を引く第二王子・リュシアンただ一人。
彼がその日、胸に誓ったのはただ一つ。
――帝国最強の将軍、《黒狼》アレクシスを、この手で殺すこと。
偽りの身分で帝国へ潜入したリュシアンは敵将の側近として召し抱えられる。
冷酷無慈悲と恐れられる英雄。
数万の兵を率いて祖国を滅ぼした男。
憎むべき仇。
そう信じていた。
だが、彼の知るアレクシスは、戦場で語られた英雄像とはまるで違っていた。
帝国に忠誠を誓いながら、その瞳は誰よりも深い孤独を湛え、誰にも語れぬ秘密を抱えていたのだ………。
そして、祖国にはおぞましい秘密があった………。
復讐か。
愛か。
真実か。