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水晶盤の宵

水晶盤の宵
あらすじ

だから、いらしたのでしょう? ―――水晶盤の、この宵に  秋。若月骨董店に、骨董鑑定の仕事が舞い込んできた。持ち込まれた品を見て、骨董屋の息子である春宵(しゅんゆう)は驚愕する。
 依頼人はその依頼の品を『鬼の剥製』だという。
 依頼人は高浜祥子。そして持ち主は、高浜祥子の遠縁に当たるという橿原京香(かしはらみやこ)という女だった。
 橿原家は、水産業を営みそれなりの財産もあるという家だった。しかし、水産業で繁盛していると言うだけではなく、橿原京香が嫁いできてから、ろくな事がおきた事が無いという事でも、有名な家だった。
 そして、春宵は、『鬼の剥製』を一目見たときから、ある事実に気が付いていた。この『鬼の剥製』が、本物の人間を使っているという事実だった………

 秋を舞台にした『鬼の剥製』と一人の女の物語。

価格 ¥400(税込み)
発売日 2023/11/11
本の長さ 60ページ
カテゴリ 一般文芸
シリーズ 若月骨董店シリーズ

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