北の森の薬師は、呪われた騎士を甘やかしたい
著者:白井慧
発売日:2026年03月20日
「俺に、触れるな……汚れる」
「痛いですよね。今、温めてあげますから」
王国最強の騎士でありながら、謎の「呪い」に蝕まれ、国を追われた男、ヴァルク。
死を待つ彼を拾ったのは、人里離れた森で暮らす薬師、エルノだった。
呪いの毒に触れることも厭わず、鋼のようなヴァルクの身体をタオルで拭き、小さなスプーンでスープを「ふーふー」して飲ませるエルノ。
その穢れのない純粋な優しさは、呪いを受けたヴァルクの凍てついた心を、呪いよりも深く、じわじわと溶かしていく。
しかし、呪いの暴走と、ヴァルクを追う王国の魔の手が、二人の穏やかな日々に迫る。
傷ついた騎士と、無自覚薬師が織りなす、切なくも温かい、じれキュン異世界看病ファンタジー。